シリコンバレーでソフトウェアエンジニアとしてご活躍される方の海外(特にアメリカ)転職本を読みましたので、アメリカ転職を目指すゆーりゃがレビューをまとめました。
アメリカへの就職を目指す方向けにおすすめです。アメリカ就労ビザ対策についても具体的にまとめられており、とても参考になる情報です。
この本を読んだきっかけ
アメリカへの夫の帰国移住に伴い、小学生3人を連れて家族で移住する準備をする中、私は大学院の新卒から17年勤続した企業から、なるべく間をおかずにアメリカの現地企業への転職を考えています。
現在、アメリカ就活情報を集めており、アマゾンで検索して見つけました。
この本について
2015年9月23日付けで発行された本です。kindleunlimitedのコンテンツにも入っていましたので、お試し期間中に読んでみました。
移住ビザ(IR1)取得予定の私はビザ取得の項目は流し、それ以外の転職部分読了までには2Hほどかかりました。
著者の方の実体験に基づき説得力のあるお言葉で綴られています。何より海外転職の方法、とりわけアメリカ転職についての方法が具体的に書かれているのがいいです。
アマゾンへのリンク:
価格:
Kindle版
¥999 または、
¥ 0 (kindleunlimited加入の場合)
この本の要約・まとめ
私が拾った部分をまとめてみます。
転職活動アドバイス
住む候補地についての下調べ
- 平均給与、家賃、社会保障、治安、日本人コミュニティについて事前調査しておくべし
スケジュール
- ベストプランは、1~3月内定、4月ビザ申請、10月に勤務開始
- ビザを確実に入手できるまでは現職を退職してはならない
転職活動全般
- 日本・現地エージェント両方に登録すべし。自分が知らなかった企業を発見できる。ただし、日本のエージェントはハードルの高い海外転職に積極的でなく、日本国内で英語を使える仕事を勧めてくるケースあり
- 現地エージェントはビザのない人には冷たい
- アメリカでは住宅手当や通勤手当などはないのが通常
レジュメ
- レジュメは盛られるケースが多いため信用されない
- LinkedInで自分と似た人の経歴を参考にする。英語レジュメはアメリカでは就労ビザ申請に必要
- 面接の面接官が決まったら、LinkedInで面接官の事を下調べしておくと面接がスムーズ
面接対策
- 行きたくない企業でも面接練習の数をこなすために活用すべし
- キーになるのは、自分がいかに即戦力になれるかを示す事。具体的証拠とともに
- 企業側が採りたくない人とは、技術力が無い人、言い訳したり諦める人、質問で返してくる人、セルフコントロールのできない人
- 企業の面接内容を事前に知るには、Glassdoorというサイトが便利。給与、社風、面接内容が共有されている
- アメリカ人比較で日本人の良いところをアピるべし。日本人の良いところは細かい事を正確にやれる事、勤勉さ、真面目さ、相手を尊重するところ
- 実際に作成した作品を見せてアピると良い
- 給与交渉でアメリカ人よりも控えめにする。積極的な給与交渉は入社後にやること
気持ちの持ち方
- 海外転職のことについて、周囲の人は「無理じゃない?」という反応をしてくるかもしれないが、自分が無理と思ったらそれで終わり。実現可能性は無限。周りの意見は聞き流して自分を信じること
- 日本企業の人事異動などに振り回されるのではなく、自分が住みたい場所でやりたいことをやるべき。人生の時間には限りがある
- 日本で仕事を続けていれば、英語力も技術力も世界に置いていかれる
- 今はバブル時代と異なり、世界の人は日本のことなんて気にしていない



ゆーりゃ
まとめが参考になれば嬉しいです。
詳しくは、是非本書を読まれてみてください。
(※私は関係者ではありません)